記事 W・J・T・ミッチェル『イメージが望むもの』:イメージの生、愛、欲望
W・J・T・ミッチェル『イメージが望むもの』は、『ピクチャー・セオリー』の続編としてイメージの「能動性」を問う。本稿はその4大核心を解説:1) イメージが「何を望むか(want)」という擬人化的手法。2) 「アイドル/トーテム/フェティッシュ」の三分法による権力と「偶像破壊」の分析。3) 物質的な「picture」と流動的な「image」の相互関係。4) 誰がイメージを「代弁」しているかという問い。