記事 W・J・T・ミッチェル『ピクチャー・セオリー』:イメージとテクストの相互作用を解読する
W・J・T・ミッチェルの『ピクチャー・セオリー』は、視覚文化研究の画期的な著作である。本稿はその4大核心を解説する。1) 知的重心が言語からイメージへ移る「ピクトリアル・ターン」の提唱。2) image/text, image-text, imagetext という図文関係の三分法。3) 物質的な「picture」と仮想的な「image」の区別。4) イメージ自身が理論を語る「メタピクチャー」概念。